銀行口座と外部サービスを連携する口座連携サービスは、利便性が高い一方で、セキュリティ面での不安を感じる方も多いでしょう。口座連携を安全に利用するためには、事前にいくつかの確認ポイントを押さえておくことが重要です。本記事では、口座連携サービスを使う前に確認したい安全性のチェックポイントを解説します。
サービスの認可と認証を確認する
口座連携サービスを利用する前に、そのサービスが適切な認可を受けているかを確認しましょう。日本では、銀行APIを利用する事業者は、銀行法に基づく電子決済等取扱業者として登録されている必要があります。金融庁の登録業者一覧で確認できます。
また、サービスが採用している認証方式も重要です。金融APIではFAPI(Financial-grade API)準拠のOAuth 2.0認証が推奨されており、これに対応したサービスはセキュリティレベルが高いと判断できます。
データの取り扱い範囲を理解する
口座連携サービスを利用する際には、どのようなデータにアクセスするのか、そのデータをどのように利用するのかを理解することが重要です。サービス利用規約やプライバシーポリシーで、データの取得範囲や保存期間、第三者提供の有無を確認しましょう。
特に、読み取り専用のアクセスか、書き込み権限も持つのかは重要な違いです。残高照会のみが目的であれば、読み取り専用のAPIが使用されるべきであり、振込などの操作を伴うAPIは必要ありません。
二要素認証の対応状況
口座連携サービスが二要素認証に対応しているかどうかも確認ポイントです。二要素認証が有効であれば、パスワードが漏洩した場合でも、追加の認証要素がなければ不正アクセスを防げます。
多くの金融機関では、口座連携の設定時や、重要な操作を行う際に二要素認証を求める仕組みを導入しています。このようなセキュリティ対策が実装されているサービスを選ぶことをおすすめします。
連携の解除方法を確認する
口座連携を開始する前に、連携の解除方法も確認しておきましょう。不要になった連携を解除できないサービスや、解除手続きが複雑なサービスは避けるべきです。通常は、各サービスの設定画面から連携を解除でき、金融機関側でも連携状況を確認・解除できることが望ましいです。
また、連携を解除した際に、既に取得済みのデータがどう扱われるかも確認しておきましょう。不要なデータは適切に削除されることが望ましいです。
利用時の注意点
実際に口座連携を利用する際には、通知設定を活用することをおすすめします。口座から引き落としがあった際に通知が届くよう設定しておくと、不審な取引を早期に発見できます。また、定期的に連携サービスの利用履歴を確認し、身に覚えのない取引がないかをチェックする習慣をつけましょう。
さらに、スマートフォンを紛失した場合に備えて、リモートで連携を解除する方法や、金融機関に連絡して口座を一時的に停止する手順も事前に確認しておくと安心です。
まとめ
口座連携サービスを安全に利用するためには、事業者の認可状況、データの取り扱い範囲、二要素認証の有無、連携解除の容易さを事前に確認することが重要です。これらのチェックポイントを押さえることで、口座連携の利便性を安心して享受できます。

